葛飾北斎の掛け軸 水墨画

東京都渋谷区大山町のお客様よりのご依頼でした。

葛飾北斎（かつしか ほくさい）の掛軸

浮世絵師の場合、肉筆画ではなく摺った作品のみが後世に伝えられ評価対象となります。北斎の代表作「富嶽三十六景」も木版画のひとつですが、北斎の特徴は肉筆画も多く遺していることです。

森羅万象を描き、生涯に3万点を超える作品を発表しました。人並みはずれた創作意欲と画術への探求心は果てしなく、東洋画のほかにも、西洋画やエッチング技法、空間を表現する透視図法（線遠近法）も研究します。

人物を描くにおいては解剖学を学ぶために、著名な接骨医・名倉弥次兵衛のもとに入門します。骨格を学んだからこそ、「北斎漫画」の中にの軽妙で滑稽な人物ポーズも違和感なく描くことができたのでしょう。

ご紹介の掛け軸は、北斎が江戸の風俗を描いた作品です。
北斎は大胆な構図で、風景画や人物画に清新な画境を開拓しました。水墨画から伝わる画家の眼差し、芸術感が作品に込められています。

葛飾北斎の掛軸は水墨画などすべて査定対象です。

葛飾北斎の掛け軸はどうぞお問い合わせください。