達磨図 掛け軸など骨董品

京都府相楽郡精華町からのご依頼でした。

【達磨の掛け軸とは】

お祝いの縁起物とされる「だるま」は、じつは禅宗の達磨大師に由来します。

インドで生まれた達磨は中国で禅宗を開き、日本には鎌倉時代に伝わりました。

禅宗五家の臨済宗にはおおくの宗派がありますが、天龍寺派の関牧翁といえば想起される方も多いでしょう。

関牧翁は天龍寺派管長であり、二百四十一世。開かれた禅宗をめざし、600年の伝統を破って天龍寺の公開に踏み切った人物です。

弟子であり次期管長となった平田精耕老も達磨図を描いたことで有名です。

【達磨図】

デフォルメされ朱と墨の対比も鮮やかな達磨祖師図。

墨がかすれながらも力強い線で描き切っており、禅の教えを現代的な精神をもってして描かれた作品です。

関牧翁が絵を通して人々に親しみやい仏教を開こうとした姿勢が読み取れます。

達磨図は古くは中国の仏画、日本の鎌倉・室町時代によく描かれました。

古い達磨の絵は高くご評価されています。

達磨の掛け軸は一度ご相談ください。